過去ログ - 幼女「最近、魔王がニートになってしまったんだが」
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◆xx/g8dnWGNiO
2014/01/26(日) 22:15:57.02 ID:kzyrIEjc0
【魔王の部屋】
四天王B「…魔王様……連れて参りました、ニートです」
ニート「あ…」
魔王「ぁ…………ぐ……」
幼女「老衰じゃな…危篤で喋ることはできない状態に陥っておる」
ニート「(…この人が、魔王)」
ニート「(なんていうか……魔王らしくない魔王だな。皺くちゃの老人で弱そうって以前に、縁側でのんびりしてそうな…朗らかというか…)」
四天王B「………魔王様っ……!ううっ、うおおおっ…!」
ニート「!?」
四天王B「…あなたは、昔から、俺が生き物を[
ピーーー
]ことを許しませんでしたね
四天王B「とても魔王とは思えないあなたは俺の憧れで、父親のような存在で、希望でした」
四天王B「魔王様、俺がここまで、全うな『人間』として生きられたのも魔王様のお陰です…!」
ニート「(…?この人、モンスターじゃなかったのか?)」
魔王「ぁ……ぁあ……ぁ」
四天王B「魔王様!…あなたは父のような存在じゃない…。間違いなく、俺の父上だったっ…!!」
四天王B「…たとえ地獄であろうとも、俺はあなたに着いて行くつもりです!お許しになっていただけますか?」
魔王「…ぐ……」
魔王「……………ぅ」
ニート「………」
幼女「…………」
四天王B「……ッ」
幼女「……微かな気配が…途切れた。……亡くなったか…」
四天王B「……………」
ニート「あ、あの……」
四天王B「…ハッハッハ!」
四天王B「これで某が魔王の座を狙えるというワケだな!」
ニート「?!」
幼女「いや、次期魔王はこのニートだ。先代が御選出なさった」
四天王B「なるほど、そういえばそうであったな。ハッハッハ、畜生!我まっこと愚かなり!」
ニート「…」
幼女「(ニート、この忍者服を着た者は四天王の一人だ。昔から魔王様に育てらられていた者でな。…少し一人にさせてやろう)」
四天王B「いや、その必要はないぞ幼女!拙者は全く哀しんでなどいないのだからな!」
幼女「…聞こえていたか」
四天王B「昔から鍛えた某の五感を舐めるなってばよ!だ!」
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