過去ログ - アーカード「お前のそれは…」エリック「貴方は?」
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12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/28(火) 23:46:27.11 ID:xaIycZmv0
「………」

エリック「聞いていた、か」

エリック「家をしばし空ける、そして娘たちを頼む」

夕暮れ時に考えていたことをこんな形で話すことになろうとは。
なんとも奇妙な偶然もあるものだ、と心の中で呟いた。

「無事に…戻ってくださいね」

エリック「心配はいらないさ、戻る理由もある」

今は失ったものじゃなく、あるもののために戦わねばならない。
妻と、娘たちと、祖国と、醜くも美しいこの世界。
何人たりとも穢させはしない、私はヴァンパイアハンター…闇を祓う守り手なのだから。



エリック「この槍を使うのも久しいか」

妖槍アルカードスピア、リカード家に伝わる魔力を秘めた槍である。
多少無理な動きをしても決して折れることもなく、抜群の切れ味を誇るそれはまさに妖槍と呼ぶにふさわしいモノだ。
以前の戦いを生き残れたのもこの妖槍による所が大きいだろう。

エリック「今度も頼む」

生きているわけではない、しかしまぎれもない「戦友」に対し、敬意を込めてそう呟いた。



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