過去ログ - アーカード「お前のそれは…」エリック「貴方は?」
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7:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/28(火) 21:45:18.94 ID:xaIycZmv0
エリック(そうだ、決着だ)

あれからぷっつりと便りも姿も消えた生涯の親友にして戦友。
ジョニー・モリス…彼はアメリカへと帰っていったはず、六年も経つというのにあれから一度も顔を合わせてはいない。

エリック(奴に会えば、私の心の決着は付くのだろうか)

年上ながら彼の意思の強さ、力、そして心持ちには感服させられた。
若くして、分家の身であるにも関わらず彼はヴァンパイアキラーの力を最大限まで引き出してみせた。
彼の振るうムチは光の如き速さで力強く悪魔どもを祓いのけた。
己の命を削ることさえも彼は承知の上だった、本気で、自らの手で世界を救うと決めていたのだ。
復讐の為の戦いをする自分がみじめに見えてしまうほどに、ジョニーは強かった。

エリック「会うならば伝えねばなるまい、彼女には」

家をしばし空ける、と…そして娘たちを頼むと。
そう呟いた時には雲は晴れており、夕日も沈むころになっていた。

エリック(この混乱のスペインの中では、伝えるのは早い方がよいだろう)

夕食の終わる頃に伝えるのがよいだろうか。
美しい夕焼けのグラデーションからも目を離し、またも一人エリックは思考の中に沈んでゆくのであった。


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