過去ログ - まゆ「貴方のまゆですよぅ」
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17:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/28(火) 20:51:27.71 ID:EkfOOzJu0
まゆ「まゆは……本当のまゆは、きっとだめだめな女の子なんです」

まゆ「見た目だってそんなに華やかじゃない。ダンスは苦手だし……歌だって人を惹きつけられるような立派なものじゃない」

まゆ「地方の小さな雑誌のモデル……そこが私にとってきっと一番相応しい場所なんです……」

まゆ「そんな私が……こんな、なんの取柄もない女の子が、こんなにも輝かしい場所にこれたのはPさんのおかげなんです」

まゆ「はじめは一目惚れでした。町でアイドルにならないかって声を掛けられて、それで運命の出会いだって舞い上がって……」

まゆ「でも知ってました? 私って、結構惚れっぽいんですよ。今までだって似たような事は何度かあったんです」

まゆ「小学校の頃、かけっこが得意な男の子に憧れていました。でも、私は運動が苦手で結局その子と歩調を合わせることさえできなかった」

まゆ「中学校の頃は、かっこいいモデルの男性に憧れて、私もその人と吊りあえる様にって頑張って読者モデルになったんです」

まゆ「でも、その人はどんどん人気が出て行って、上京して……結局私は一度もその人に声を掛けることさえできませんでした」

まゆ「いろんな人に憧れて、けど結局私自身がその憧れのステージに辿り着くことはできなくて、ずっと諦めてきました」

まゆ「だから、きっと今回もそうなる筈だったんです。これはただの憧れで、結局私はどこにも辿り着けなく、この恋も終わるんだって……」

まゆ「アイドルになることは私にとって、ただの手段でしかなかった」

まゆ「かけっこが速くなりたい。モデルになりたい。それと一緒で、ただ、そういう解りやすい目標が必要なだけだった」

まゆ「ううん、もしかしたら私は今まで一度だって恋をしたことさえ無かったのかもしれない」

まゆ「ただ、解りやすい“運命の出会い”に憧れていただけで、今回もただの嘘でしかなかったんです」

まゆ「けど……けどPさんは私はこんなにも輝かしい場所に連れて来てくれた。私を憧れのステージに連れてきてくれたんです」

まゆ「今まで一度だって立った事の無かったその場所は、あまりにも眩しくて……」

まゆ「いつのまにか私は本物の“アイドル”になりたいって、そう思えるようになったんです」

まゆ「私なんかでも、シンデレラになれるんだって!」

まゆ「私の本当の夢を、Pさんが見つけてくれた。貴方がいなければきっと見つけられなかった私の夢を」


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