46:null[saga]
2014/01/31(金) 01:15:57.05 ID:mAF/dlvu0
鎮守府 霧
提督『危険海域での護衛任務とはどういうことですか!!』
上官『その名の通りだ。その海域にて作戦指令日時に駆逐艦雷には船団護衛をしてもらう。』
提督『しかし!現在のあの海域は危険です!!』
提督『そんな海域に雷を行かせるなんて……その命令には承服できません!』
上官『…………』
上官『貴様……』
上官『上官命令に逆らうと言うのか?どうしても嫌だというなら、貴様をあの鎮守府から追い出し、艦隊運営権を剥奪する事だってできるのだぞ?』
提督『ぐっ……で、ですが、雷に万が一の事があれば……』
上官『たかが駆逐艦の一隻じゃないか。この輸送任務は前線で窮地に陥っている泊地の救済と戦線維持にとって必要な不可欠なものなのだ。貴様は祖国の命運と艦のどちらを優先するのだね。』
提督『そんな……あんまりです……』
コンコン
付き人『失礼致します。本部より通達です。』
上官『む、今はこいつと……』
付き人『申し訳ありません。ですが、急を要する案件なもので……』
提督(急……?)
上官『急を要する?どういうことだ。……あぁすまない。ちょっと失礼する。』
付き人(はい、実は―――――との事です。)
上官(何!?―――――だと!?―――そうか、とうとう――南西が堕ちたか――)
付き人(はい、ですのでおそらくこの周辺も……)
上官(時間の問題……か)
付き人『はい。……では失礼します。』ガチャ
バタン
上官『あぁ、コホン。少し急な案件が入ったようだ。済まないが私はここで失礼させてもらう』
提督『……そうですか。ですが急な案件とは?』
上官『いやぁ君には関係のないことだ。……では失礼するよ。』ガチャ
提督『…………わかりました。わざわざこんな場所まで出向いていただきありがとうございました。』
上官『……あぁそうだ、さっきの作戦指令の件。よろしく頼むぞ。』
上官『君には辛い決断かも知れないが、これは、お国のためなのだ。君もこの鎮守府を離れるのは嫌だろう?良い返事を期待しているよ。』
提督『…………はい』
バタン
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