過去ログ - 雪歩「私と、インフェルノスターズ」
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109: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/05/09(金) 01:26:27.31 ID:ZIWB37F5o

 雪歩、千早、真美を連れて、いつかレッスン終わりに来たファミレスに入る。
 もう日が暮れてしまっていて、晩御飯のタイミングになっていた。

千早「たらこパスタをひとつ」
以下略



110: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/05/09(金) 01:26:55.33 ID:ZIWB37F5o

響「……その、ごめん」

真美「平気だよ、なんとかなったし。ねっ!」

以下略



111: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/05/09(金) 01:27:24.18 ID:ZIWB37F5o

 下を向いてしまう。
 正面に千早と真美がいるから、今日の失敗を思い出して余計に前を向けない。

響「新曲のCDも、フェアリーの手に渡ってさ。それで仕事も取り違えるなんて」
以下略



112: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/05/09(金) 01:28:15.65 ID:ZIWB37F5o

 プロデューサーは、アイドルを助ける存在でなくちゃいけない。
 自分が揺らいで、ヘマをしてどうするんだ。

響「自分、プロデューサー失格だよ」
以下略



113: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/05/09(金) 01:28:53.02 ID:ZIWB37F5o

響「……でも、今日みたいなことはあっちゃいけない」

千早「私達、なんとか仕事をやり切ることが出来たし……番組のディレクターと話し合って解決したなら」

以下略



114: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/05/09(金) 01:29:48.64 ID:ZIWB37F5o

雪歩「あの……響ちゃん」

 ずっと黙っていた雪歩が、小さく手を挙げた。

以下略



115: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/05/09(金) 01:30:30.97 ID:ZIWB37F5o

雪歩「私だけじゃないと思うんだ。真美ちゃんも、千早ちゃんも……響ちゃんに頼りきり」

千早「ええ」

以下略



116: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/05/09(金) 01:30:57.13 ID:ZIWB37F5o

 顔を上げて、隣に座る雪歩を見る。
 雪歩は水を一口飲んで、下を向いていた。

雪歩「だから私、今回のオーディションは……響ちゃんのためにも、自分のためにも絶対に主役を穫りたいって」
以下略



117: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/05/09(金) 01:31:24.37 ID:ZIWB37F5o

 雪歩って、こんなに強い女の子だったかな?
 自分がこのユニットに雪歩を選んだのは、か弱くて儚げで、でも芯は通っていて。

 そんな内なる強さを秘めた彼女に魅力を感じたからだった、けれど。
以下略



118: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/05/09(金) 01:32:01.46 ID:ZIWB37F5o

 雪歩は顔を上げて、自分の方向を向いた。目と目が合って、それから。

雪歩「今度は私が……私達が、響ちゃんに頼ってもらう番、なんだよ」

以下略



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