過去ログ - 雪歩「私と、インフェルノスターズ」
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112: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/05/09(金) 01:28:15.65 ID:ZIWB37F5o
プロデューサーは、アイドルを助ける存在でなくちゃいけない。
自分が揺らいで、ヘマをしてどうするんだ。
響「自分、プロデューサー失格だよ」
113: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/05/09(金) 01:28:53.02 ID:ZIWB37F5o
響「……でも、今日みたいなことはあっちゃいけない」
千早「私達、なんとか仕事をやり切ることが出来たし……番組のディレクターと話し合って解決したなら」
114: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/05/09(金) 01:29:48.64 ID:ZIWB37F5o
雪歩「あの……響ちゃん」
ずっと黙っていた雪歩が、小さく手を挙げた。
115: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/05/09(金) 01:30:30.97 ID:ZIWB37F5o
雪歩「私だけじゃないと思うんだ。真美ちゃんも、千早ちゃんも……響ちゃんに頼りきり」
千早「ええ」
116: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/05/09(金) 01:30:57.13 ID:ZIWB37F5o
顔を上げて、隣に座る雪歩を見る。
雪歩は水を一口飲んで、下を向いていた。
雪歩「だから私、今回のオーディションは……響ちゃんのためにも、自分のためにも絶対に主役を穫りたいって」
117: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/05/09(金) 01:31:24.37 ID:ZIWB37F5o
雪歩って、こんなに強い女の子だったかな?
自分がこのユニットに雪歩を選んだのは、か弱くて儚げで、でも芯は通っていて。
そんな内なる強さを秘めた彼女に魅力を感じたからだった、けれど。
118: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/05/09(金) 01:32:01.46 ID:ZIWB37F5o
雪歩は顔を上げて、自分の方向を向いた。目と目が合って、それから。
雪歩「今度は私が……私達が、響ちゃんに頼ってもらう番、なんだよ」
119: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/05/09(金) 01:33:01.63 ID:ZIWB37F5o
うまく言葉を出せなかった。
ちゃんと言おうとしても、嗚咽が混ざる。
雪歩「ひ、響ちゃんっ! なんで泣いてるの!? わ、私何か余計なことを……」
120: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/05/09(金) 01:33:29.57 ID:ZIWB37F5o
響「嬉しい……自分、ダンスができなくなってさ、アイドルを辞めて」
それからいろんなことがあった。
時々諦めきれなくなって、練習をした時もある。
121: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2014/05/09(金) 01:33:56.24 ID:ZIWB37F5o
真美「いやいやー、ゆきぴょんのオーディション合格もあったし、今日はめでたいなぁ」
千早「そうね。雪歩が相当努力していたの、見てたわよ?」
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