過去ログ - サラリーマン「お前は一人じゃない!!」
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3: ◆SOkleJ9WDA[sage]
2014/01/29(水) 06:42:35.25 ID:/TYhS7gVO
一瞬の出来事なのかもしれない。だが体感では時間がゆったりと流れる。

一度流れが崩れてしまえばどうという事はない。先程まで苦戦していたのが嘘であるかの如く次々と影を屠っていく。

女「……」

チラリと女の顔が見えた。苛立ちまじり、だがどこか楽しげな表情をしている。

自分を囲っていた影はあっという間に姿を消した。刀に纏わり付いた黒を軽く振るって払う。

女「面白い……本当に面白い……!!」

女「いいよ。私が相手をしてあげる」

ニィっと笑みを浮かべると、一歩一歩迫ってくる。先程の影とは比べ物にならない殺気を放っていた。

いや、むしろ影は殺気すら放っていなかった。ただ人形の様に踊っていただけだ。それがまた余興だったのだと感じさせた。

男「……」

コツコツとコンクリートを叩く音と、靴が地面を撫でる音だけが響く、静寂。気の迷いが命を攫う、そう直感する。

女「いい、その表情。本当にいい。さ、私と一緒に踊りましょう?」


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