過去ログ - 【FE烈火×覚醒】リン「私はリン。あなたは?」ルフレ「ルフレだ。」【安価】
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50: ◆tsGpSwX8mo[saga]
2014/01/29(水) 22:06:05.97 ID:Zt3IV1zQ0
「・・・うーん、ダメだ。もう泣かないって決めたのに・・・。」

「・・・つらいなら我慢するなよ。」

「・・・・・・・・・。」

そう言うと、リンは声を出さずに静かに涙を流した。
俺はそれをただ静かに見守っていた。


数分もしただろうか。
リンは涙を拭い、顔を上げた。

「・・・ありがとう。大丈夫、落ち着いたわ。」

「ん・・・そうか。」

「ルフレ。私・・・父さんたちの仇を取るために強くなりたいの。昨日ルフレと一緒に戦ってわかった。一人でここにいても強くなんてなれない、って。」

確かにここで出来る事なんて限りがあるだろう。
いくらリンの筋が良くとも、ここにずっと留まるのは強くはなれない。

「だから・・・ルフレ。私と一緒に修行しない?」

彼女の目は真剣そのものだった。

「・・・ああ。どうせ記憶もないんだ。ならリンの事を手伝うよ。」

「・・・いいの!?ありがとう!!」

彼女は昨日今日の中で一番の笑顔を見せた。

「絶対一人より二人のほうが心強いって思ってたの。」

「・・・そうだな。一人で出来る事なんて限りがあるさ。」

「うん。だから、あなたは一人前の軍師!私は一人前の剣士!!頑張ろう、ね?」

一人前の・・・軍師。

「・・・もちろんだ。これからもよろしく、リン。」

「ええ、よろしく!ルフレ!」

俺たちは互いに微笑み、握手を交わした。


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