82:※参加自由で[saga]
2014/01/30(木) 18:46:53.73 ID:RvxohEZB0
先日、新しいアイドル候補生の面接をやってたら、非常に心なごむことが起きた。
その日は集団面接で、俺の眼前には、ガチガチに緊張した年様々な女の子が五名。
こちらには、俺と、もう一人のプロデューサーである律子、
女の子が部屋に入ってきてから妄想世界にトリップしてる音無さんに、張り切って無駄に険しい顔の社長。
そんな面子で面接開始。とりあえず、一番下っ端の俺が、端っこの女の子に、
「では、まず自己紹介をお願いします。」と促した所で、鳴り響く着メロ。
そのメロディが…
「あっれーは誰だ♪誰だ♪(デビール)あっれはー(ブツッ。)」
鳴らしたのは、今、促した子。顔が耳まで真っ赤。だいーぶ気まずい空気。
そんな中、社長が口を開いた。「…で。誰なのかね?」
彼女、凄く恥ずかしそうに、「デビルマンです…」
;`;:゛;`(;゚;ж;゚; ) ;`;:゛;`(;゚;ж;゚; ) ;`;:゛;`(;゚;ж;゚; ) 女の子二名と音無さん死亡。
聞きたいのはそれじゃねえよ!!
その後、どうにか淡々と面接は滞りなく進み…最後の質問。社長から、全員への質問で。
「では…最後に、簡単な問いを出そう。一人でも答えられれば良い。では、問題。デビルイヤーは?」
「地獄耳!」
即座に答えるデビルマンちゃん。 ;`;:゛;`(;゚;ж;゚; ) ;`;:゛;`(;゚;ж;゚; ) ほかの女の子二名が更に死亡。
その後の会議で、デビルマンちゃんは無事、社長のプッシュを受け、その面接を潜り抜けた。
社長からの理由としては、「最初の大失敗の後、彼女は凄く混乱した中からシッカリと立て直した。
立派な子じゃないか。」との事。
だが、俺だけは知っている。重役、独りで居るときに、ぽつりと
「だーれも知らない知られちゃいけーないー。」とか歌ってたのを。
あんた。ただのデビルマン好きなだけだろ。と、疲れながらも心なごんだ。
後に我が事務所のアイドル候補生となった彼女は、堕天使系アイドルとして奇しくもデビルマンっぽい活動をしている。
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