36:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/02/17(月) 01:50:56.55 ID:J0pbJsXm0
◇
自宅とは反対方向に歩いた所にある橋の袂にたどり着くと、ほむらは寄りかかるように欄干に体を預けた。
傾いた太陽の日を受ける遠くの街並みが、影によって生まれるオレンジと黒色の
美しいコントラストをほむらの視界に映し出している。
ほむら(はぁ……)
いつものほむらだったらこの光景を見て郷愁に似た感情を抱き、穏やかな気持ちになっただろう。
しかし今は違った。
一日の終わりを告げる夕焼けの空は、同時にあらゆる終焉を想起させ
空虚な心に焦燥感ばかりを募らせる。
夕暮れに沈みゆく街並みはほむらの心を理由もなくイラつかせ、陰鬱に染め上げていった。
ほむら(完全にあの夢のせいだ……)
魔獣相手に思いっきり暴れれば、少しはこの気分が晴れるだろうか。
それともこのやるせない感情は、繰り返す日常の中でいつしか心の奥底に埋没していくのだろうか。
そんなことを考えながら目の前を流れ行く車を、無表情でただ眺めていた。
それから信号機の色が三回ほど入れ替わった辺りで
ようやく待ち人は現れた。
QB「やぁ待たせたね、ほむら」
ほむら「ん……」
QB「珍しいじゃないか、こんな早くから見回りだなんて」
QB「それに一度家にも帰ってはいないようだし、今日は何かあったのかい?」
制服姿のほむらを見てキュゥべぇは言った。
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