54:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/03/08(土) 13:48:50.31 ID:eSKLiXIi0
QB「それは、他者によって記憶の介入が行われた場合だ」
ほむら「? 良く分からないかも……それってどういうこと?」
QB「つまり、他の誰かが意図的に君の記憶を改竄をしたり」
QB「または過去に干渉したり、あるいは世界をそのように創り変えたか」
QB「要するに『現在地点において、過去の記憶や事象が人為的に操作された場合』だ」
ほむら「え、何て……? 世界を……創り……?」
なにを言うかと思えば、昔本で読んだようなSFじみたことを口にするので、
ほむらは思わず吹き出しそうになってしまった。
ほむら「そんなこと……」
QB「出来るさ」
冗談でしょう? と言いたげに笑うほむらに対し、キュゥべぇは自信満々に答えた。
QB「君の存在こそが、その証明に他ならない」
ほむら「え?」
QB「忘れたのかい、暁美ほむら。君たちは願いを叶え奇跡を起こす、この世の条理を覆すことのできる唯一の存在――」
QB「そう、『魔法少女』だ」
魔法少女。それは、たった一つの奇跡と引き換えにして戦いの運命を受け入れた存在。
暁美ほむらも例外ではない。彼女もまた、そうまでしても叶えたい願いが有ったからこそ、キュゥべぇと契約を交わしたのだ。
QB「そんな君たちが何を起したとしても、そして何が起こったとしても不思議じゃあない」
ほむら「……それ本気で言ってる?」
キュゥべぇの言った、一見もっともらしい説明はそれでも突拍子が無さ過ぎてにわかには受け入れがたく
ほむらはどこか得意げな顔のキュゥべぇに対して、言葉を返した。
QB「もちろんさ。まったく……悩んでいる君のためにこうして真面目に答えているのに、笑うなんてあんまりじゃないか」
心なしか怒ったような口調でキュゥべぇは言った。
ほむら「ごめんごめん。キュゥべぇ」
ほむら「……でも、だとしたら誰が何のためにわざわざそんなことするの?」
QB「そこなんだよ。たかだか一魔法少女に対してそんなことをする理由なんて、僕には思いつかない」
ほむら「えっと……」
ほむら(……つまりそれって……キュゥべぇも分からないってこと……?)
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