過去ログ - ほむら「願いの果て」2
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6:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/29(水) 20:56:10.74 ID:Y5VyRhna0
 
さやか「どったのさ? ゆるい顔しちゃって」

ほむら「あ、その……何だか、疲れちゃって」


   あはは、と愛想笑いでだらしない表情を見られた気恥ずかしさを誤魔化す。


さやか「え……大丈夫? もしかして、昨日魔獣と戦ったり……?」


   さやかは人目を気にしながら、声のトーンを少し落として言った。


ほむら「あ、いえ、昨日は出ませんでした」

さやか「そっか。 じゃあ……?」

ほむら「大丈夫です、そんな大したことでは……」


   変な夢を見たせいかも……なんて言っても美樹さやかの性格を考えれば確実に笑われるだけなので、
   ほむらはそれを伏せることにした。


さやか「んー……」


   言葉を濁したほむらに、さやかは少し両腕を組んで考え込んでから切り出した。


さやか「今は、マミさんの大事な時でさ」

さやか「んだから一日交代で街のパトロールやってるわけじゃん?」


   巴マミはほむら達の一学年上の先輩に当たる人物で、
   魔法少女としての関係も同様にマミの方が数年多くキャリアをもっている。

   そんな彼女は現在3年生で、受験がもう直ぐそこに差し迫っていた。

   マミは現在の実力以上の高校を志望しており、
   それを聞いたさやかは、ほむらと二人でその手助けを出来ないものかと相談していた。

   その結果、マミが魔法少女業に時間を割くことなく勉強に専念できるように、ということで
   元々三人の内二人を一組にしたローテーションでやっていた魔獣退治のパトロール。
   これをほむら達二人だけで日替わりで回すことに決めたのだ。

   マミも最初はそんなのは悪いからと言って提案を断っていたが
   後輩として、そして弟子として日頃の恩返しがしたいと燃え上がるさやかの熱意にほだされ、
   マミは笑顔のような困り顔で渋々了承し、このような運びとなった。


ほむら「もう、一ヶ月くらい経ちますね」
 


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