過去ログ - 「GUNGRAVE SIDE STORY」
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3:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/01(土) 01:16:51.56 ID:HSmRUL5Mo

その日は、雨が降っていた。

冷たい雨が、この街の体温を奪っている。行き交う人の影はなく、ただただ雨粒が僕の店の屋根を叩く。

僕は、きっとお客さんは雨に打たれて寒い思いをして来るのだろうと勝手に想像して、温かいシチューの仕込みをしていた。

一通り仕込みを終えて、窓の外を見る。重たく立ち込める雨雲のせいか、外は薄暗い。

ふと、不安と寂しさが僕の心に顔を出した。強まる一方の雨音が、それを助長する。

僕は、不安と寂しさに押し潰されない様に必死で堪えながら、鍋の中のシチューをかき回していた。


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