19:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/01(土) 16:10:05.96 ID:M1p+iqog0
「あとね、羨ましいって思うのは、もう一つあるんだ」
「うん?」
「湯呑」
そして、曇らない目のまま、だけどどこか照れたように はにかんだ加蓮は、
「Pさんへの気持ちを、目に見える形で残せるのが羨ましいかなって」
そう告白した。
「あー……そういうことか」
なるほど。これが、きっとさっきの唐突な質問から繋がっている本題で、車に乗ってから、ずっと話したがっていた事なのかもしれない。
「そりゃまぁ、プレゼントってのは嬉しいものだけど、形に残るものだけが全てじゃないだろ?」
「そうかもだけど、」
「加蓮、お前は何だ?」
「何って……」
「アイドル、だろ?」
見えてきたテレビ局を睨みながら、俺は思わず口角を上げる。
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