過去ログ - 【咲―Saki―】和「咲さんから須賀君を引き剥がしたい」
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34: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/02/03(月) 01:02:27.09 ID:jK9D9b23o

【十二年後】

和「くぅ…うぅぅ…」
京太郎「和…頑張れ…頑張れ…!」

頑張れって…簡単に言わないで下さい…
これ…ホント死にそうなくらいにキツイんですから…
もう何時間…この苦しみが続いているのか…
辛い…苦しい…でも…

「おぎゃああああ」
和「はー…はー……」
京太郎「大丈夫か、和」

大丈夫なはずないじゃないですか…
身体中汗びっしょりで気持ち悪いですし…
身体の節々が痛みで固まってろくに動けません…
もう終わったはずなのに…脱力すら出来なくて…
女性ばっかりがこんなに苦しむなんて…不公平です…
しかも、なんでこんな…アナタの為なんかに…

京太郎「…ありがとう。良く頑張ってくれたな」
和「あ…♪」

…まったく…それで帳消しのつもりですか
そんな風に頬を撫でても全然嬉しくなんかないんですからね
でも…見てるだけで何も出来なかったアナタも辛かった…でしょうし…
それを紛らわせる為にも私を労いたいという気持ちは分かります
…だから、まぁ、もうちょっとだけ…撫でても良いですよ
そうやって撫でてくれると…少しずつ身体からも力が抜けていきますし…

「…もうよろしいですか?」
京太郎「あ…すみません」
和「……」

…いえ、別に良いですけどね
特に邪魔されたとかそんなの思っていないですし
でも…もうちょっと空気読んでくれても良いんじゃないでしょうか
私は今、女性として一世一代の大仕事を終えたばかりなんですし…
一応、仮にも、対外的には…京太郎君は私の夫な訳ですよ
そんな彼に労って貰う時間をこうして邪魔する必要が果たしてあるんでしょうか
私じゃなかったら絶対に怒っていたと思います
…いえ、私だって彼女の腕に生まれたばかりの赤ん坊がいなかったら許せなかったでしょう


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