過去ログ - 【咲―Saki―】和「咲さんから須賀君を引き剥がしたい」
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36: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2014/02/03(月) 01:03:25.82 ID:jK9D9b23o

【十五年後】

子育てと言うのは案外楽しい物でした
日に日に成長していく我が子を見るのが楽しくてついつい日記までつけているくらいです
恥ずかしくて夫にも見せるつもりはありませんが、読み返す度に光景が瞼の裏に蘇ってきました
その度に顔がにやけてしまうのですから…どうやら自分でも思った以上に私は子煩悩であったみたいです

「ママー」
和「なぁに?」
「ママは夜のプロレスごっこをパパとしてるの?」
和「…はい?」

だからこそ、私はその言葉を最初信じられませんでした
少なくとも私はそんな淫らな隠語の類を娘に教えては居ません
夫も私に負けず劣らず子煩悩なタイプなので教えるはずはないでしょう
まだ幼稚園にも言っていない娘がよそで変な知識を覚える事だってないはずです

和「…それ誰から聞いたの?」
「あのねあのね、ゆーきおねーちゃんが言ってたの」
和「…なんて?」
「パパとママはちゃんと仲良しで喧嘩とかしてないのかなーって」

ゆーき…
確かに彼女には色々と心配や迷惑を掛けてしまっています
咲さんとの事を相談していた彼女にとって私が夫と付き合う事になるだなんて思ってもみなかったでしょう
ましてや結婚して子どもを作るなんて想像すらしてなかったはずです
そんな彼女にとって私の真意が読めないのもある種、当然と言えるでしょう
もしかしたらこの子も夫の子どもではないかもしれないと下手に事情を知っている分、不安に思っているのかもしれません
…ゆーきは夫とも私とも仲が良かったですしね

「夜のプロレスごっこを一杯してたら安心なんだけどって言ってたよー」

でも、やっぱり、ギルティです
これ完全に面白がって言ってますよね
高校の頃からまったく変わっていないあの顔でにやついている姿が浮かびましたよ
そんなんだから未だに結婚出来ないんですよ
……流石に女子プロになって日本代表として活躍しているから、と言うのはオカルトじみていますし

「それで…プロレスごっこしてるの?」
和「ぅ…」
「ねぇ、ママー」
和「う…うぅぅ…」

…恨みますよ、ゆーき
貴女のお陰で娘に夫婦の性活を口走る羽目になったじゃないですか
いえ…まぁ、娘に意味は分からないと理解しているんですけど…それでもですね…
それでも…そういうのを口にするのはやっぱり恥ずかしいんですよ…

和「…し…して…るよ」

でも…こんな風に不安に見つめる娘の前で嘘はつけません…
実際、娘が寝てる度に二人目作る為に色々としてますし…
流石に大学時代のように毎日って訳じゃないですけど…でも、まぁ…お互いに余裕があれば…そんな雰囲気にですね…
で、でも、別に私から誘ったりはしてないですよ!?
そ、そもそも…夫の精力が強すぎて…ちゃんと処理してあげないと浮気されちゃいそうですし…
風俗とか利用されたら娘の教育にも悪いですし…仕方なく、仕方なくですから



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