過去ログ - 上条「上条当麻。何でも屋だ!!」
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187: ◆QzgebGQPms[saga]
2014/02/13(木) 01:18:21.49 ID:bGcroIcX0
少し投下


188: ◆QzgebGQPms[saga]
2014/02/13(木) 01:19:43.90 ID:bGcroIcX0

C地区 雑居ビル 数分前



以下略



189: ◆QzgebGQPms[saga]
2014/02/13(木) 01:20:36.87 ID:bGcroIcX0
それがどういう原理で引き起こされている現象なのかはわからないが、すくなくとも、少女は一度たりとも少年に勝ったことがなかった。

それに、少女は少年のことをほとんど知らない。

例えば、少年はこの少女にとっていいやつなのか、悪いやつなのか。
以下略



190: ◆QzgebGQPms[saga]
2014/02/13(木) 01:22:40.08 ID:bGcroIcX0
はたから見れば、スパイダーマンのように見える動きで静かに壁を這う。

素直に階段を登るより、ずっと音が抑えられるからだ。

「ぐわぁぁぁっ」
以下略



191: ◆QzgebGQPms[saga]
2014/02/13(木) 01:23:31.78 ID:bGcroIcX0
―――今なら多少の音をこぼしても気付かれまい。

そう判断した少女の手から、糸状の電気が伸びる。

それを利用してどんどん壁を登って行き、遂には入口付近まで辿り着いた。
以下略



192: ◆QzgebGQPms[saga]
2014/02/13(木) 01:24:24.69 ID:bGcroIcX0
天井の少女の気配に気づいたのか、男は天井を見上げ、そこから右手を伸ばしていた少女と目があった。

御坂「ごめんね」

口の動きだけで一方的に告げ、男が口を開く前に能力で気絶させる。
以下略



193: ◆QzgebGQPms[saga]
2014/02/13(木) 01:25:29.49 ID:bGcroIcX0
しかし、聞こえてきた二人の会話から出た単語は、少女が想像していたものとまるで違っていた。

『超電磁砲の噂』

『実験』
以下略



194: ◆QzgebGQPms[saga]
2014/02/13(木) 01:26:05.09 ID:bGcroIcX0
それは、街中で聞いた噂。

『クローン?なにそれ?』

『なんか、レベル5のクローンを作っちゃおうって話。聞いたことない?』
以下略



195: ◆QzgebGQPms[saga]
2014/02/13(木) 01:27:19.22 ID:bGcroIcX0
それは、朝の学校での会話。

『おはよう』

『あら?御坂さん?ずいぶん早いですわね』
以下略



196: ◆QzgebGQPms[saga]
2014/02/13(木) 01:28:05.49 ID:bGcroIcX0
「誰だっ!?」

思考の闇に堕ちていた少女を、少年の怒声が現実に引き戻す。

まずい――。
以下略



197: ◆QzgebGQPms[saga]
2014/02/13(木) 01:29:09.65 ID:bGcroIcX0
一瞬扉に手をかけるも、少女は来た道を引き返す。

今日の帰りは遅くなると、友人に伝えたばかりだったから。

それに、今の精神状態で黒子(あの子)に会えば、自分の動揺を悟られてしまうに違いない。
以下略



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