過去ログ - 上条「上条当麻。何でも屋だ!!」
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191: ◆QzgebGQPms[saga]
2014/02/13(木) 01:23:31.78 ID:bGcroIcX0
―――今なら多少の音をこぼしても気付かれまい。
そう判断した少女の手から、糸状の電気が伸びる。
それを利用してどんどん壁を登って行き、遂には入口付近まで辿り着いた。
192: ◆QzgebGQPms[saga]
2014/02/13(木) 01:24:24.69 ID:bGcroIcX0
天井の少女の気配に気づいたのか、男は天井を見上げ、そこから右手を伸ばしていた少女と目があった。
御坂「ごめんね」
口の動きだけで一方的に告げ、男が口を開く前に能力で気絶させる。
193: ◆QzgebGQPms[saga]
2014/02/13(木) 01:25:29.49 ID:bGcroIcX0
しかし、聞こえてきた二人の会話から出た単語は、少女が想像していたものとまるで違っていた。
『超電磁砲の噂』
『実験』
194: ◆QzgebGQPms[saga]
2014/02/13(木) 01:26:05.09 ID:bGcroIcX0
それは、街中で聞いた噂。
『クローン?なにそれ?』
『なんか、レベル5のクローンを作っちゃおうって話。聞いたことない?』
195: ◆QzgebGQPms[saga]
2014/02/13(木) 01:27:19.22 ID:bGcroIcX0
それは、朝の学校での会話。
『おはよう』
『あら?御坂さん?ずいぶん早いですわね』
196: ◆QzgebGQPms[saga]
2014/02/13(木) 01:28:05.49 ID:bGcroIcX0
「誰だっ!?」
思考の闇に堕ちていた少女を、少年の怒声が現実に引き戻す。
まずい――。
197: ◆QzgebGQPms[saga]
2014/02/13(木) 01:29:09.65 ID:bGcroIcX0
一瞬扉に手をかけるも、少女は来た道を引き返す。
今日の帰りは遅くなると、友人に伝えたばかりだったから。
それに、今の精神状態で黒子(あの子)に会えば、自分の動揺を悟られてしまうに違いない。
198: ◆QzgebGQPms[saga]
2014/02/13(木) 02:02:39.75 ID:bGcroIcX0
199: ◆QzgebGQPms[saga]
2014/02/13(木) 03:41:21.02 ID:bGcroIcX0
200: ◆QzgebGQPms[saga]
2014/02/13(木) 03:41:49.21 ID:bGcroIcX0
初春「あ〜、あのそっくりさんの話ですね」
初春「まだ言ってたんですか?」
201: ◆QzgebGQPms[saga]
2014/02/13(木) 03:43:38.23 ID:bGcroIcX0
白井「お姉さまはどうなさいます?」
白井「もしご自分のクローンが現れたら…」
御坂「そうねぇ…わたしだったら――――
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