過去ログ - デスコ「初めましてデス、おねえさま!」
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39:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/04(火) 23:11:01.44 ID:hsQZCqpN0
デスコ「おねえさま!」

アタシの言葉を遮り、ぎゅっとデスコが抱きついて来て、そのまま、アタシに覆い被さった。

暖かい。不意に、涙がにじんで来た。

デスコ「おねえさま、デスコはおねえさまの妹デス。おねえさまの為だけに造られて、おねえさまの為だけに生きる。
    そのためだけに生まれてきた存在デス。……だけど」

ほんの少しの間があった。それを言うことを、躊躇っているように。アタシはデスコの背中を軽く叩いて、囁く。

フーカ「お願い、続きを、言って」

デスコ「……っ!」

一瞬、デスコの身体が固くなり、息を止めたように思えた。けれど、すぐに、言葉は続いた。


デスコ「もし……もしデスコのことを想ってくれるのなら……デスコおねえさまにデスコのことで、そんな顔をして欲しくないのデス。
    ……おねえさまの痛みは、デスコの痛みでもあるのデス」


もう色々限界だった。アタシもデスコを力一杯抱きしめた。

震える身体を誤摩化すように、力一杯、この小さな妹の身体を。

ああもう、姉としての威厳なんかゼロじゃない。でも、お願い、今だけは、今だけは妹に甘えることを許して。



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