過去ログ - デスコ「初めましてデス、おねえさま!」
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45:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/05(水) 23:17:33.72 ID:zzLl5cM80
デスコ「……おねえさまはと出会ってから、少しの間デスけど、時々魘されることがあったデス。
    でも、デスコはそのことを聞いても、おねえさまが答えてくれたことは無かったデス」

ヴァルバトーゼ「そうか……」

デスコ「でも」

そうデスコが言い、ちらりとアルティナを見た。アルティナもその視線に気付くが、目を合わせた瞬間、デスコは逃げるように顔を背けた。

ヴァルバトーゼ「どうした?」

デスコ「いえ……なんでもないデス」

俯き言ったデスコに、ヴァルバトーゼはもう一度、そうかと頷くと、傍にあった椅子に腰掛ける。

ヴァルバトーゼ「あいつも元は人間だからな。魔界に来て、魘されることもあるだろう。今日の遠征は中止にするか。
        アルティナ、デスコ。お前たちはフーカの看病をしていてくれ」

デスコ「分かりましたデス! ありがとうございますデス!」

アルティナ「では早速、お粥でも作りに行きましょうか」

そうして慌ただしくキッチンへと走り去った二人を見送り、フェンリッヒへ向く。

ヴァルバトーゼ「悪いがフェンリッヒ。お前は予定を立て直して貰えるか? フーカのことも考え、少し次の遠征まで少し時間を空けたほうがいいかもしれん」

フェンリッヒ「分かりました」

ヴァルバトーゼ「では俺はプリニーたちの教育に行ってくる。本業の方もこなさねばな」

フェンリッヒ「では私は自室で予定の組み直しに入ります」

ヴァルバトーゼ「うむ、頼んだぞ」

フェンリッヒ「はっ、全ては我が主のために……」
 
広間からヴァルバトーゼの跫音が消えると、フェンリッヒは頭を上げた。そして、デスコたちが走って行ったキッチンへと視線を向けた。



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