過去ログ - 黒井「月下の姫にその輝き見えずとも」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/02/04(火) 20:09:34.63 ID:ro+o4EW50
貴音「黒井社長」
黒井「……なんだ」
貴音「本当に、私のクビは免れないのですか」
黒井「何度も言わせるな」
貴音「私は、まだ頂に届いていません」
黒井「……?」
貴音「私はまだ諦めたわけではありません、まだこれからも、頂を目指していくつもりです」
黒井「何が言いたい」
貴音「私を、961プロに置いてください! 私は、黒井社長の力があれば必ず頂点に……」
黒井「何度も言わせるなと言っているんだ! 貴様はクビだ、それは変わらん!」
貴音「…………」
黒井「……何だその目は。まだ私に口答えをする気か」
黒井「約束を曲げるつもりはない! どこへなりとも消えてしまえ!」
貴音「……何故」
黒井「…………」
貴音「何故、黒井社長は今、そんなに寂しげな顔をしているのですか」
貴音「何故、声を震わせておられるのですか」
貴音「何故……」
黒井「……いい加減にしろ」
貴音「黒井社長はあの方が言う程程度の低い人間には思えません! 少なくとも私は、黒井社長を王者の風格の持ち主だと……」
黒井「いい加減にしろといったんだ! やめろ!」
黒井「それ以上……私の心を見透かしたような事を言うのは、やめてくれ……」
貴音「……黒井殿」
貴音「私を、961プロに置いてください。必ずや、黒井殿の力になります。トップアイドルとして。ですから……」
黒井「……好きにしろ。だが次はない。来年に控えたIA大賞で結果を出せ、それでその後の処遇を決める」
貴音「……! ありがとうございます……!」
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