1: ◆NOC.S1z/i2[saga]
2014/02/04(火) 23:26:13.90 ID:hNZv/pKMo
もしくは「電人ウサミンロボ」
【モバマスSS】です
ウサちゃんロボをウサミン科学で改造するとウサミンロボになる。
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/04(火) 23:26:57.70 ID:hNZv/pKMo
「よぉ。プロデューサー」
「拓海、今日もバイクで来てるのか?」
3:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/04(火) 23:27:26.16 ID:hNZv/pKMo
「珍走の類と違って、他人様に迷惑かけるような走りはしないってな」
「当然だ、そんな半端なやつぁ、許さねえ。特攻隊長の名にかけて、シメる」
4:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/04(火) 23:27:54.14 ID:hNZv/pKMo
そう言い切るのが、そして実行するのが向井拓海なのです。元特攻隊長、泣く子も笑うたくみんスマイルです。
だから拓海は、今日もバイクで事務所へ向かいます。
そしていつものように、事務所横の駐車場へ入ろうと曲がったところで、
5:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage ]
2014/02/04(火) 23:28:09.90 ID:UcJuLKPI0
期待
6:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/04(火) 23:28:24.09 ID:hNZv/pKMo
因みに、二つのロボに外見差異はほとんどありません。一見で区別が出来るのは菜々と晶葉、なぜかきらりだけです。
だから、アイドル達にはウサミンロボが固まって動いているようにしか見えません。
大和亜季などは、それらをウサミン分隊(スクワッド)と呼んで、勝手にコードネームを付けているようです。
7:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/04(火) 23:28:53.70 ID:hNZv/pKMo
結果として、こけたバイクは損壊。ウサミンロボに抱えられた拓海は無傷ということになりました。
「大丈夫か、拓海」
8:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/04(火) 23:29:28.13 ID:hNZv/pKMo
謝罪はいらない、と拓海は思いました。
勝手知ったる駐車場とはいえ、前方不注意であることには間違い無かったのです。
これがロボ達だったから良かったものの、もし仁奈や薫達だったらと思うと怖くて仕方ありません。
「そんなもん、いらねえよ」
9:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/04(火) 23:29:57.38 ID:hNZv/pKMo
「お前は……いや、お前なら謝るだろう?」
「当たり前だ」
10:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/04(火) 23:30:24.55 ID:hNZv/pKMo
「はぁ……ったく、あんたのその説得ってやつには敵わねえな。お陰でこっちは、何の因果かアイドル稼業だ」
「天職だろ?」
11:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/04(火) 23:30:53.42 ID:hNZv/pKMo
拓海は、地下の晶葉ラボへ向かいます。
晶葉ラボ、それはCGプロの魔窟とまで呼ばれたアンタッチャブルです。安易に触れることは許されないのです。
だけど、拓海はラボのドアを普通に開けました。
12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/04(火) 23:31:20.03 ID:hNZv/pKMo
「ロボは、バイクの修理が終わるまで代わりになると言っている」
晶葉が説明します。
13:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/04(火) 23:31:47.10 ID:hNZv/pKMo
「フルフェイスじゃないが、安全性は保証するぞ、さ、乗った乗った」
ウサミンロボは期待の眼差しで拓海を見つめています。
拓海は、プロデューサーの言葉を思い出しました。
14:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/04(火) 23:32:13.96 ID:hNZv/pKMo
ぶろろん、ぶろろん
「…………」
15:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/04(火) 23:32:42.10 ID:hNZv/pKMo
「なんでわざわざ……」
「ウサミンロボの動力は無公害無騒音のウサミンエンジンだからな」
16:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/04(火) 23:33:12.32 ID:hNZv/pKMo
「どうした?」
「なんか言ったぞ、今」
17:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/04(火) 23:33:39.64 ID:hNZv/pKMo
「ウサミンロボがバイクと人間を担いで走ってるだけじゃないのか」
「そうとも言う」
18:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/04(火) 23:34:07.35 ID:hNZv/pKMo
「そうだ。そりを引くプロフェッショナルにだ。バイクのタイヤとして働くためにだ!」
「……そうか……そこまでして……」
19:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/04(火) 23:34:38.66 ID:hNZv/pKMo
拓海は驚いていました。正直なところ、ウサミンロボのバイクにはさほど期待していなかったのです。
だけど、乗り心地は確かに自分のバイクとそっくりです。
そのうえ、拓海のハンドル捌きにもしっかりと対応しています。
20:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/04(火) 23:35:06.59 ID:hNZv/pKMo
と、そこへ、必要以上の排気音を響かせた近所迷惑なバイクがやってきます。
「おいおいおいおい、拓海ちゃんじゃねえかよっ!!」
21:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/04(火) 23:35:36.12 ID:hNZv/pKMo
雑魚太郎は戦意満々で、今にも襲いかかってきそうな怖い顔をしています。
そのとき、ウサミンロボ(前輪)が一枚の手紙を拓海に渡しました。
38Res/16.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。