過去ログ - 皆が見た夢を短編小説としてオムニバス形式に書いて行くスレ
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11:今朝の夢[sage]
2014/02/05(水) 21:10:32.58 ID:T/PiQ5Aco
階段を降りていた。下に行くにつれ色が白のみになっていく。色がついたのは自分だけで、どのようにかは知らないが自分が死んでいるという確信があった。
一番下は駅のホームで、そこには他にも多数の人が立っていた。

しばらく待っていると、やがて電車が来てホームに止まり、ドアが開いた。ホームに居た人達も、私も困惑しながら電車に乗り込んだ。電車に乗ると霞がかっていたが外の景色に色が戻っていた

電車が動き出した後に、ようやくこの人達も死んだのだろうと考えられる余裕がでてきた。他の人達も同様に、ちらほらと会話を始めている。私も近くの人と話すことにした。

しばらく揺られていると、速度を落とし始め、別の駅へと停車したようだ。
ドアが開くと、困惑しながらも降りる人、電車の中に残る人に分かれた。私は降りてはいけない気がして電車に残った。

その後再び電車が走りだし、長い時間電車に揺られていた。何度か駅に止まっては、降りずにじっと堪えていた。どの駅にも人はいなかった。
「このまま果てまで行ってはいけない」と思い始めた頃、また電車が駅に着いたが、ホームから離れた場所だった。
ドアが開いたので電車から降りて、ホームまで歩いて行くと、ホームには多数の人が電車を待っているようだった。どうやら最初の駅に戻って来たらしい。

最初に戻って来た事に輪廻転生を連想した私は、「このホームの階段を登っていったらどうなるのだろう」と思い、階段に足をかけ──

ここで目が覚めた。終了。


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