過去ログ - 皆が見た夢を短編小説としてオムニバス形式に書いて行くスレ
↓
1-
覧
板
20
3
:
逃げる2
[saga]
2014/02/05(水) 18:05:02.36 ID:ukKB2GVb0
ふと空を見ると転々と輝く星たちがあざ笑っていた。彼らからしたら何を必死になっているんだといったところだろう
だが必死にもなる。文字通り必死だ。それほど恐ろしいものから逃げているんだ
そしてふと疑問に思った。この街はこんなに迷路みたいに入り組んでいたか?
あぁ、知らないうちに変な場所に迷い込んでしまったようだ。それとも最初からか
なのに周りにある建物は知っている店や家ばかり、何なんだこの迷路の町は
ふと、後ろを確認したくなった
ダメだ、向くな
だが一度気になればどうしても気にしてしまうもの
ちょっとだけ、ちょっとだけ振り返ろう
そして眼窩に飛び込んで来たものは
気も狂えとばかりに禍々しく輝く巨大な月
地球に下りて来たかのような巨大な月が空ではなく真後ろにある
ああ、逃げても無駄なわけだ
どこまでも付いてくる
〜fin〜
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
21Res/19.59 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 皆が見た夢を短編小説としてオムニバス形式に書いて行くスレ -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1391590989/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice