過去ログ - 皆が見た夢を短編小説としてオムニバス形式に書いて行くスレ
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9:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/05(水) 20:43:31.30 ID:wymLqgvQ0
トライアスロンのようなものに参加していた。
3人チームでの競技。私と共に参加しているのは、昔からの友人二人。

真夏の抜けるような青空の下を、水泳の前段階である自転車競技で駆け抜けていた。
私は運動が得意じゃないから、チームメイトよりもだいぶ遅れてゴールした。
点数は低くなるものの、走りきった汗は悪い物ではなかった。

砂浜でチェックを受けて、チームメイトと合流する。
そこで、私は自分たちが次に泳いで目指す小高い山のような一つの島を見た。
青い空に浮かぶ白い雲。そこに切り抜かれたように設置された一つの島。

それを見た時に私はボロボロと泣いていた。
ここまできたんだ。これでよかったんだ。今までの事は間違っていなかったんだ!!

チームメイトたちは不思議そうにするが私の胸の中は喜びと感激に満ちていた。
そして同時に、この瞬間から私は彼らが不要だということに気づいていた。

彼らと一緒にここまで来たのは分かっている。彼らが居なければここまで来れなかったとも思う。
だが、彼らとはここまでだ。ここから先は私が行くんだ!

私があそこに行くんだ!

合図がなり、私は参加者たちにまじって海を泳いで渡る。
感動も喜びも胸から消えることはなく、島に近づくたびに高鳴っていく。
島につくと、その中は入り組んだ学校のようになっていた。私はなぜかそれを知っていた。

その想像と理解そのままの内部に、私は嬉しさで飛び上がり、
上下も左右もめちゃくちゃな、知識のための場所を私は悦びのままに駆けていた。

(終)


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