過去ログ - 「アイドルの集う喫茶『アイドル』」
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15:今更だけど映画ネタも使ってるから注意[saga]
2014/02/05(水) 20:37:04.80 ID:yxTRm8fd0
店主「して、相談とは。流石のお姉さんも重たすぎる話は無理よ?」
志保「いえ、それほど重大な話では……」
志保「店長さんは、映画を観たんですよね」
店主「うん。二回ね」
麗華「あー、店長さんじゃなくてマスターって呼んだ方が良いわよ。多分それだとアウェーだから」
志保「? マスター、ですか」
店主「どうしてこううちに来るアイドルは私をマスターと呼ばせたがるのかね」
志保「で、話を戻していいですか?」
店主「どうぞ」
志保「それで……映画を見ていれば分かると思うんですけど、私は天海先輩とあまり合わなくて……」
志保「未だに、私は天海先輩のように「皆で仲良く」っていうアイドルが理解できないんです」
店主「……成程」
志保「私はやっぱり、同じステージに立つ限り皆ライバルだと思ってますし、先輩であろうと越えるべき壁だと思ってます」
志保「だから、私は、私の考えは、765プロでは本当は場違いなんじゃないかと……」
麗華「…………」
店主「…………」
志保「な、なんですか?」
店主「……私が思うに、この件に関しては麗華ちゃんの方が説得力がある気がするわ」
志保「東豪寺さん?」
麗華「そうね……私もそう思うわ」
麗華「北沢志保、私はアンタと同じ考えよ。ステージに立つ者は誰もが敵、打ち倒すべき相手よ」
麗華「一人で頂点に立つことは不可能じゃないし、そうすることを悪だとは全く思わない」
麗華「周りが仲良しごっこしてる中で、一人だけ孤独の戦いに興じるっていうのも、悪くはないと思うわ」
志保「…………」
麗華「でもあの事務所で長く過ごせば分かると思うわ、仲間っていうのは案外おもしろいってね」
麗華「私だって、完全な孤独で頂点まで上り詰めた訳じゃない。りんやともみが居てこそ今の私はここにいる」
志保「……やっぱり、「皆で仲良く」ってことですか?」
麗華「そうは言ってないわ。皆でなんて私から言わせてみれば世迷い事よ、そんなの出来るやつのほうが少ないっての」
麗華「私が言いたいのは、そうね、気の置けない仲間一人居れば十分って話よ」
麗華「それがプロデューサーになるか同僚になるかはアンタ次第でしょうけどね」
志保「気の置けない、仲間……」
麗華「というか、あの事務所に限って場違いなんてありえないでしょ。あんな個性のミックスジュースみたいな事務所でどうやったら場違いになんてなれるんだか」
麗華「今はまともな新人7人で済んでるでしょうけど、今におかしなのが増えるわよ。それでしっかり受け入れちゃうのよ、あの事務所は」
志保「はあ……」
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