過去ログ - 【ＴＯＸ２】　R1　ミラの手を離さない -SS速報VIP

過去ログ - 【ＴＯＸ２】　R1　ミラの手を離さない

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17:以下、２０１３年にかわりまして２０１４年がお送りします[sage]
2014/02/13(木) 09:59:10.45 ID:xZ9cR75gO
えるたそ～

18: ◆87O27FqyKOVZ[saga　sage]
2014/02/13(木) 22:51:28.96 ID:2ddy7Lyv0
再開

19: ◆87O27FqyKOVZ[saga　sage]
2014/02/13(木) 22:51:58.59 ID:2ddy7Lyv0
◇◇◇

『そんな、どうして……カナンの道標は全部そろっているのに』

　きっかけは、その言葉。

20: ◆87O27FqyKOVZ[saga　sage]
2014/02/13(木) 22:52:31.38 ID:2ddy7Lyv0

　――社長、一体何を言って……

『娘を渡せ、ルドガー。そのクルスニクの鍵を譲与することを条件に、正史世界と交渉する。我々の世界を存続させる為に』

21: ◆87O27FqyKOVZ[saga　sage]
2014/02/13(木) 22:53:00.25 ID:2ddy7Lyv0
◇◇◇

　――そこで、ようやく目が覚めた。

「ふ……む？」

22: ◆87O27FqyKOVZ[saga　sage]
2014/02/13(木) 22:53:27.43 ID:2ddy7Lyv0
◇◇◇

「さて……これは結局、どういうことなのでしょうか」

　ローエンは口元をナプキンで上品に拭いながら、小声で同じ席に着くミラとジュードにそう問うた。

23: ◆87O27FqyKOVZ[saga　sage]
2014/02/13(木) 22:54:08.47 ID:2ddy7Lyv0
◇◇◇

「ルドガー、なんだろう？」

　雑多に本が詰め込まれた、ヴィクトル邸の書斎で。

24: ◆87O27FqyKOVZ[saga　sage]
2014/02/13(木) 22:55:19.69 ID:2ddy7Lyv0

　だが、ヴィクトルはその場を微動だにしなかった。

　避けることができなかった、のではない――単に、直前で止まる刃なら避ける必要が無かっただけだ。

25: ◆87O27FqyKOVZ[saga　sage]
2014/02/13(木) 22:56:08.03 ID:2ddy7Lyv0

「私とエルの身の安全を保障し、正史世界へ連れていくこと。
　対価として支払うのは、これだ」

　そう言って、ヴィクトルは箱を開け、中身を机の上に並べて見せた。

26: ◆87O27FqyKOVZ[saga　sage]
2014/02/13(木) 22:56:59.35 ID:2ddy7Lyv0

「――ユリウス。私は、胸襟を開けて話をしようと言った」

　だが、ドアノブに手を掛けた瞬間、背後から放たれたヴィクトルの声に、その動きを止める。

27: ◆87O27FqyKOVZ[saga　sage]
2014/02/13(木) 22:57:26.80 ID:2ddy7Lyv0
中断

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