過去ログ - 上条「アイテムの正規メンバーですか」絹旗「超2です」
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◆Ks/3680U6o
[saga]
2014/02/05(水) 22:16:17.97 ID:dRyCym8z0
フレンダが『アポート』によって引き寄せたものは今回ばかりはデカかった
「コイツをお見舞いしてやるって訳よ!」
それは俗に言うバズーカ砲
それは全長一メートルは軽く超える黒い筒のような形をしていて、ロケット弾を発射させる口径は八十ミリはあった
フレンダは上条に狙いを定め、カチッとそれを発射させる
ヒュン
上条に向かってロケット弾が風を切り、宙を走る
ドゴォオオオン
爆発する
巻き上がる砂埃で上条の姿は確認出来ない
そこへ間髪いれずに麦野が原子崩しを次々と放っていく
それは上条がいるであろう位置を計算して放っているため無駄撃ちにはならない
パシュゥウン
そのうち数発は軌道を変え、フレンダの元へ向かっていく
「させないよ」
フレンダへと向かってくる原子崩しを滝壺は、自身の能力『能力追跡』に体晶を用いることで、捻じ曲げる
他にも検討外れな方へ飛んでいく原子崩しを再び上条へ向け直すことで、新たに放たれる原子崩しと合わせて上条を襲っていく
「麦野、超現れました!」
原子崩しの嵐を避けさらには右手で消しながら砂埃の中から現れた上条に、麦野が自身の身体の周りに青白い光を保ったまま走って向かっていく
その数メートル後ろで絹旗が麦野の後を追う
上条が麦野を迎え撃つ準備を整えることはさせまいと、フレンダは上条へこまめにミサイル型の爆弾を放っていた
「いくぞ、おらァ!」
麦野が上条に近づき原子崩しを放つ
それは今までとは違い至近距離であったがため、上条はそれを『掴み取りその軌道を逸らす』ことは出来ない
出来るのは無理な体勢でも避けきれる分は避け、それでも対応出来ない分は右手で防ぐことだけだった
上条は上体は反らされ身体の重心がズレてしまう
その無防備な上条の背面を麦野は見逃さない
そこへ麦野の渾身の蹴りが炸裂した
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