過去ログ - モバP「そして輝子は」
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9:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/02/07(金) 01:18:50.59 ID:XywmlDJw0

「最高だったぞ、輝子! お前をスカウトできて、担当できて、本当によかった!」

「あ、ありがとう、プロデューサー……い、いつまでもプロデューサーだと、た、他人行儀だね。と、友達なら、や、やっぱり呼び捨てかな、P……! フ、フフ……これで友達……」

「ああ、友達だ! 俺たちはプロデューサーで、友達だぞ、俺たちは!」

 プロデューサーは輝子の背に両腕を回し、歓喜のあまり抱き寄せた。どうにも、彼は冷静さを失っているらしい。輝子はその行為も、めったに受けぬ愛情表現であるので、まんざらでもなさそうに、受け入れている。しばしの間抱き合ったあと、熱の冷めたプロデューサーから、ゆっくりと離れていった。

 衣装を着替えるからと、プロデューサーと別れたあと、輝子は更衣室で一人呟く。

「わ、私をこんなに目立たせるとは、流石Pはプロデューサー……いや、やっぱり友達だからって事かな……フフフフ……フハハハ!」

 更衣室の扉を挟み、廊下に輝子の笑声が響く。 その声を聞き、スタジオスタッフが体をびくりと短く痙攣させた。

 輝子は、一人ではなくなった。





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