79:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/12(水) 22:34:43.04 ID:H4xYAnlDO
パチェ「……まぁ、でも大体のことは分かったわ。」
紫「?」
パチェ「貴方が私に文通を止めろとまでは言わないってことは、相手の男はそれなりに安全な相手ってことね。」
紫「あらあら、そう考えちゃう?」
パチェ「或いは、貴方が私にお似合いだと考える様なペテン師。
私がまんまと踊らされてる姿をみたいが為に、わざと私を止めない……とも考えられるわね。」
紫「うふふ。これ以上は、私な〜んにも言わないから。」
パチェ「ただ、相手が男性ってところだけは本当の様ね。」
紫「そこは保証してあげる。だから、貴方が感じてるその気持ちは偽物じゃないから……」
パチェ「はぁ?何を言ってるの?」
紫「とボケちゃって〜♪文系少女が原始的な文通で恋い焦がれるなんて、近年まれにないまさに幻想的な事案よね。」
パチェ「………」
紫「結構優しい人みたいよね?文章を読むかぎりは……」
パチェ「そうね。私の為かどうかは知らないけど、随分と無理をして綺麗な文体にしてるようだし……」
紫「ほほう……つまり、彼は文章で自分を偽っていると?」
パチェ「ええ。多分、普段の口調では全くああいった綺麗な言葉を使用しないんでしょうね。
だから、慣れない手付きで、でも新鮮な文章を書いている。文章を書いている間は自分の作る綺麗な字列に見惚れいるんじゃないかしら?
もしかしたら、私の為というより、綺麗な文体を描こうとする自分に酔いながら文通をしてるんじゃない?」
紫「……つまり、特に貴方を気に入っての文通ではないってこと?」
パチェ「さぁね。彼が私のことをどう思ってるかまでは、文章だけじゃ読み取りにくいわね。」
紫「ふぅ〜ん。そんな綺麗な装飾品を貰っておいて、そんな態度なわけね。」
パチェ「……確かに悪くはない贈り物よね。
でも、物で作れる信頼関係なんてたかが知れてるわよ。」
紫「そっか。でもね、貴方が送ろうとしてる写真は、貴方がそんな風に思っている彼を一気に引き寄せるわよ?」
パチェ「……あんな写真1枚で?」
紫「ええ。彼に大きな一歩を踏ませることになるわね。」
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