176: ◆y1mocXMtjQ[saga]
2014/03/07(金) 09:23:44.05 ID:FW/C5zeto
通常の人間ならば、まともに反応すら出来ない速度から繰り出される回蹴。
それを雁夜の左腕が難無く受け止めた直後、アサシンの屈強な肉体が長剣によって肩口から両断される。
8人目のアサシンが消える寸前に、雁夜の舌に何らかの紋章が刻まれているのを見たが、それの意味を理解できた者はいない。
サーヴァントを、それもアサシンを蹂躙する人間。
果たしてこの状況をどう判断すべきなのかアサシンは量りかねていた。
女アサシン(……強すぎる)
女アサシン(実力だけならば、間違いなくBランクのサーヴァント……或いはそれ以上)
女アサシン(魔術師ですらここまでの人間が居るのかどうか……信じられない…ッ)
ダークを投擲するも、尋常ではない反応速度で避けられ、一瞬にして距離を詰められるアサシン。
仲間の、『他のハサン』が足下から、上から、死角となり得るような陰から一撃を繰り出す。
が、視覚化できる程に濃密な魔力が迸ったと思った時には爆炎に消し飛ばされているのだ。
アサシン達を殲滅しながら駆け抜けてくる雁夜に、一人の女アサシンは呆然と立ち尽くすしかない。
そして。
眼前に迫ってきた雁夜のその表情は、歪んだように笑っていた。
291Res/150.82 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。