187: ◆y1mocXMtjQ[saga]
2014/03/07(金) 09:34:29.20 ID:FW/C5zeto
悲鳴が聴こえた気がした。
手に持った長剣を何度もとある男の体に突き立てているうちに、雁夜は何者かの接近に気づけなかったのだ。
振り向かずに、最後にもう一度だけ剣を遠坂時臣だったものに突き立てる。
背後では喘ぐように啜り泣く音が鳴っていた。
雁夜は剣を取り、振り返る。
凛「ぇ…っひぐ……お父様…? ねっぇ…おとうざま"ぁ…?」
雁夜「……呼び掛けてもコイツならもう起きないよ」
口が、裂けるようにニヤけてしまう。
否。
その笑う口は裂けていた。
殺戮の衝動を抑え切れる自信などある筈もなく、間桐雁夜は長剣を幼いツインテールの少女に向ける。
嗚咽を漏らしながらも後ずさる少女を、雁夜は首を傾げながら一閃によって腰元を切り裂いた。
また挙がる悲鳴が合図となり、雁夜の剣は再び肉塊にすべく降り下ろされる。
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