13:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/08(土) 20:03:59.02 ID:LAAKGPI3o
「おはようなの……あふぅ」
真と雪歩が出発した後、美希がやってきた。
「おはよう美希」
「あ、ハニー! おはようなの!」
「うおっ!?」
俺を見つけた途端、それまでの眠そうな雰囲気から一転、目を輝かせて抱きついてくる美希。
正直、やめて欲しいんだよな……。
迷惑とかそういうんじゃなくて、単純に美希みたいな子に抱きつかれると、どうしたって意識してしまうんだよ……あれが当たってるのを。
「ほら、離れろ美希。律子が見てるぞ」
「う……分かったの」
素直でよろしい。
「あ、そうそう。あのねハニー、今日見た夢はね……」
最近、美希はその日見た夢を俺に話すようになった。
何故そんなことをしているのかは分からないが、美希の夢はなかなか面白いからまあいいかと思っている。
ただ、悪夢を話すのはやめてほしい。
一度、春香が事務所の屋上から落ちる夢を見たらしく、その様子を落ちる前から落下中、落下後の姿までこと細かに話された時は参った。
情景描写が素晴らしかったおかげで、しばらく春香を直視できなかったからな……。
見る度に思い出しちゃうんだもん。
「……あふぅ」
美希は、一通り話し終わった後、大きな欠伸をした。
「眠いなら、寝てていいぞ? まだ時間あるし」
「うん……分かったの……」
そう言ってソファーに向かい、その上で寝る美希。
しかし、何故あんなに寝るのだろうか?
案外、美希の天才性はああしてよく眠っているからこそ発揮されているものなのかも知れないな。
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