12:水瀬伊織親衛隊長[saga]
2014/02/09(日) 00:25:35.46 ID:IKifPC4to
「わあ!本物の千早さん!」
この方こそが両親の代わりに来て下さった黒川、もとい旧姓如月千早さん。765プロ時代からの母の大親友であり、今も国民的歌手として精力的に活動されている。
私も会ったことがあるらしいが、幼稚園の頃の記憶など忘却の彼方である。
「ちょっとあなた、声が大きいわよ。母さん目当てに人が集まってきたらどうするの」
「こら、千秋。小さいことで目くじら立てない。あなただって昨日は愛梨ちゃんに久しぶりに会うって楽しみにしてたじゃないの」
「ちょ、母さん、それを本人の前で言う!?」
「あはは、なんかごめんなさい」
「いいのよ愛梨ちゃん。紹介が遅れちゃったけど娘の千秋。一浪したからあなたより学年は1つ上になるのかしら」
「ええそうよ、黒川千秋です。初めましてではないのだけれどあなたはきっと覚えていないと思うから、改めてよろしくね」
「あ、はい!よろしくお願いします!」
差し出された千秋さんの手は柔らかくてすべすべだった。
母親によく似たつややかな黒髪と、整った容姿。似ていないのはお胸くらいか。高校では男子にからかわれ、女友達からは揉まれたりした私といい勝負かもしれない。
それにしてもきれいな親子である。私が声を上げても上げなくても道行く人は振り返るに違いないと思った。
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