10:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/09(日) 14:23:13.79 ID:L0TIiBMm0
後に、久は本当にその『権力』を使って、
和と優希をこの学校、そしてこの部に入れ、
他にもいろいろなことに暗躍してしまうのだが、
久が「まこ、推薦人お願いね」と言ってビーチチェアの上に立ち上がり、
足を滑らせて転び、屋根をそのままうつ伏せに滑っていって、
すんでのところで止まり、どうにかこっちに戻ってきた時には、
「ふう、危なかった」と事も無げにしていても目にうっすら涙が浮かんでいて、
私には久に議会長なんて絶対に無理だと思っていた。
屋根からの滑落を阻止するために、懸命に頑張った久の手のひらには、
細かい傷がたくさんできていて、私は持っていたバンドエイドを貼ってあげた。
「おまえさん、手は大事にしんさい。仮にも麻雀部の部長さんじゃろ?」
「別に指は無事だからいいの」
久は手のひらにバンドエイドを貼ったまま、
立候補の書類を用意して記入し、
推薦人の欄に私の名前を書かせて、
その日のうちに立候補の手続きを済ませたのだった。
27Res/16.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。