過去ログ - 女「一人競馬場」
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3: ◆ukweaVAfH6
2014/02/09(日) 19:37:14.90 ID:HH7rzBHw0
女(うーん……シロクロ君はいっつも頑張ってくれてるんだけど、どうしても勝ちきれないなあ……。それが母性本能をくすぐるんだけれど……)

第一レースの未勝利戦が終わり、私は建物内に入った。いくら競馬場が大好きな私と言っても、毎レース毎レースゴール板前に張り付いているわけではない。ゴール板前に張り付くのは

女(お気に入りの子が出ている時だけなのよねー)

そう、私のお気に入りの馬が出走するレースだけだ。……まあ、お気に入りの馬が多すぎて2レースに1度はゴール板前に張り付いているのだけれど。

女(お……次のレースはイケメンクンが出るじゃないか!これは応援馬券を買わなくては……!)

イケメンクンと言うだけあって、尾花栗毛で大流星……もちろん、大流星はダイナガリバーみたいにお鼻の先まで真っ白なわけではなくて、ちょうど鼻の上あたりまでという、いわば競走馬界のジャニーズのような見た目なのだ。いや、ダイナガリバーはダイナガリバーでとっても可愛いと思うのだけれど。

女(ふんふんふーん♪イケメンクンに単勝1000円っと……)

私は毎度応援する馬のために、応援馬券を買うと決めている。単勝1000円。もちろん、当たっても換金しない。おかげで、応援馬券のファイリングは応援した馬が勝ったとき、負けたときそれぞれに用意する羽目になっている。しかも、1000円と言っても、塵も積もれば何とやらで、目の前でレースが行われる馬についてだけ買うにしても、半分のレースで購入すれば6000円だ。なかなかにお高い趣味だと自分でも思う。友人にお酒の席でそのことを伝えると、

女友『そんなことにお金を遣うから彼氏ができないんだよ』

とどんな友人にも言われてしまう。しかし、その後に続けられる言葉が

女友『そのお金を○○に遣えばいいんだよ』

この○○のあまりの多様さに、きっといつかは私の『○○=競馬』だって彼氏に繋がってくれると信じている。というか、信じたい……。私だって馬と恋愛はできないのだから。


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