66: ◆ukweaVAfH6
2014/02/14(金) 22:46:09.63 ID:DcOx48uv0
女「……何で、声かけてくれたんですか……?」
驚くほど声が震えている。声と呼んで良いのかわからないほどだ。
男「……?だって、女さんが居たからね」
女「何で連絡くれなかったんですか?」
男「何でってか、メールが届かなくてさ。困っちゃったよもう」
女「……」
男「というよりも、何で競馬場来なかったの?連絡先がわからなくても競馬場に来れば逢えると思ってたのに……」
女「そんなっ!あんな醜態を晒してしまった相手に会ってしまうかもしれないところになんて、来れませんよっ!」
男「んー、お酒の失敗なんて誰にでもあると思うんだけど……」
女「もうっ!私は帰りますっ!」
男「あー……うん、お疲れ様」
もうこの場に居るのは限界だった。これ以上言葉を発するとわけもわからず泣き出してしまいそうだったのだ。帰りの列車に乗ったところで、連絡先を訊かなかったことを後悔したのは言うまでもない。
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