過去ログ - 男「僕は兄さんが好き」女「私は姉さんが好き」
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2: ◆NrFF2h.q26[saga]
2014/02/09(日) 19:39:41.69 ID:njxcZXfCO


そこで一人の女子生徒の声が、がらんどうな教室に凛と響き渡った。
僕の心臓が痛いほど膨らんで、どきぃ!という音が頭の中に反響する。


やや間があって、服に埋めていた顔をのろのろと上げ、僕は声のした教室の入り口を見た。
そこにいたのは僕のクラスメイトの女さんだった。
彼女は女子にしては珍しい一匹狼タイプで、この一年クラスメイトだったのに殆ど話した覚えの無い人だ。


そんな人に見られていたなんて。
いや、この人はクラスの誰ともあまり喋っていた様子が無い。
むしろ幸運か?
この事態をどう言い訳すべきか……。
僕の頭の中で様々な言葉がぐるぐると回るが、彼女は意に介した様子もなく、もう一度聞いてきた。



女「ねぇ、何してるの?」

男「……あ、あの……これは……」

女「やっぱり嗅いでたわよね?」

男「……はい……」

女「そう。いいわよ、続けてても」

男「えぇ!?そ、そそんなこと、女さんのいる前ではさすがに出来ないよ!」





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