過去ログ - 男「僕は兄さんが好き」女「私は姉さんが好き」
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8: ◆NrFF2h.q26[saga]
2014/02/09(日) 19:54:30.97 ID:njxcZXfCO

女「あら?貴方だって、時々ゾクッとくることあるわよ」

男「そうかな……僕にも女さんみたいな魅力があればなー」

女「馬鹿言わないで。私だって人生ハードモードよ」

男「それはそうだけど」

女「まだまだ頑張りましょうね。私も今度、映画デートするのよ」

男「そっか。お互いに頑張ろうね」



僕たちは二年間ずっと互いに励ましあって頑張ってきた。
いかにデートに誘い出すか、そしてどんなプランで行くのか。
どうやったら自分を意識させることが出来るのか。


いろんな愚痴を言い合って、励まし合った。
二人でこっそりと会う中で、たとえ実の姉だとしても、彼女の魅力をもってしても落とせないのが、僕にはいつも不思議だった。
彼女も僕に対して、どうして貴方のお兄さんは落ちないのかしらね?と首を傾げてくれた。


僕たちにはどうしても、家族同士の壁の高さが分からないようだった。
生まれてからすぐ傍にずっと魅力的な人がいて、いつも一緒にいたら、惚れてしまうじゃないか、が僕らの持論だった。
友達はみんな兄弟というやつをけなすけど、僕らはそれを感じる何かが欠如しているようだった。





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