過去ログ - 【安価】 街の駄菓子屋さん 二袋目 【日常とかバトルとか】
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[sage]
2014/02/12(水) 02:19:53.83 ID:1FpT+b0Vo
「……後継人様、お待ちください」
めいが、あなたの曲がった襟に手を伸ばし、キュッと直す。
メリーがその様子をにやにやと笑ってみているのが気になるが、今はそれより支度が先だ。
初めての学校に遅刻するなんて格好悪いなんてもんじゃない。
「今日は随分と早いな、小童」
ポチがくああとあくびをしながら、あなたの横を横切る。
もう少し、あなたが学校へ行くと言う事への応援が無いものだろうか。
少しばかりの苛立ちと共に、あなたが家を後にしようとすると。
「車に気を付けて行ってきなよ」
母の声にあなたは、親指を立てて返事をする。
「あ、あと」
玄関に手を掛けたあなたに忘れないように、と言わんばかりに母が言葉を続ける。
「犬とか猫に話しかけちゃダメだからな。変な奴だと思われてしまうぞ」
母の言葉に、あなたは立ち止り。
お父さんは変な奴なのか?と聞き返す。
父は犬猫どころか、よく分からない生き物とよく話をしているのだから、母の言葉で言うと変な奴どころではない。
母がうーん、と顎に手を当ててから。
「そう、変な奴なのさ」
との事だ。
納得してあなたは学校へ向かう。
父と母の何やら言い争いのようなものが聞こえた気がしたが、気にしないでおこう。
今日も街の駄菓子屋は、平和である
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