過去ログ - 魔法少女まどか☆マギカSS談義スレその97
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62:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/10(月) 22:29:59.70 ID:58NWKdt/0
叱られたことなんて一度もなかった。

母の顔は知らず、父は優しさしかしらず。

学校の人達は妬みしか、嫌悪に換わってからはより一層。

そして最愛の人からは揺るぎ無い愛情しか。


けれど、彼女は違った。


マミ「これ以上やるなら、容赦はしないわよ」
はじめは敵意。

マミ「あっ……えと、あなた、も、買い物?かしら(震え声」
偶然の邂逅には動揺。

キリカ「フーッ」
「威嚇しないの」
マミ「えうぅ」
和解には怯え。

まどか「はじめまして!」
「ええ、はじめまして」
キリカ「ケーキっ!」
マミ「こーら、がっつかないの」
紹介の時には安心を。……ちょっぴり、母性も。

ほむら「……巴マミっ……!」
「止めないで、巴さん。私は」
不和には。…………ここで、産まれて初めて叱られた。


二人して叱られた。暁美さんも、意気消沈してて。

でも、私は嬉しかった。不謹慎極まりないと言われても、そう、嬉しかったのだ。
初めて、私の事を「決め付け」ないで見てくれて。

記号としての美国織莉子としてでなく、『わたし』として見てくれた。……だから、


マミ「もう、何にやけてるのよ。これでも私、怒ってるのよ?」

マミ「めっ」


つい、笑顔になってしまったのは仕方ないと思うんだ。



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