過去ログ - 門矢士「なるほど、仮面ライダーの世界か……」
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169:お団子 ◆bZ4I4TB4eY[saga]
2014/03/02(日) 23:15:19.81 ID:Ugq9JAwA0

「――クロックアップ」

カブトはそう呟き、自身のベルトに付属されたマスクドライダーシステム、

超高速化――クロックアップを発動させる。

次の瞬間にはダグバの体は無数の攻撃を受ける――はずだった。

ダグバの背後に回り拳を振り下ろす最中、カブトは見た、

ダグバの肩の辺りで蠢く何かを。

おかしい――、危険を察知しカブトは振り下ろした拳を下げようとする、が、

間に合わない――!

そう直感的に感じたカブトは、その腕を戻そうとする動作の中、

体の重心を移動させ、左足でダグバを蹴り付け、反動で一気にダグバとの距離を取った。

だが、『それ』はカブトの腕を切り裂く、幸いにも軽く掠る程度だ、見るとダグバは肩の刺を瞬時に伸ばし、

カブトの腕だけを切り裂くように伸ばしていた。

当然、死角である背後に攻撃を集中させることは本能としてある。

しかし、狙って、背後のカブトの腕だけを切り裂くことが――しかも超高速のクロックアップをもってして、

――否、カブトにはそれが分かった、ダグバは超高速のクロックアップに反応出来るだけの超感覚を持ち合わせている、と、

カブトを見詰める黒い瞳が、それを物語っていた。



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