過去ログ - シンジ「帰ろう……僕たちの――」
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130:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/02/17(月) 00:39:11.46 ID:J2VWJ7KU0
==== 司令執務室 ====

加持「――レイちゃんを、ですか?」

ゲンドウ「そうだ。レイは計画の鍵だ。しかも今のレイは足手まといにしかならん。レイをここに置いておいて他の職員を危険に晒すわけにはいかん」

加持「……」

ゲンドウ「――ここから」ピッ…

(モニタ上の本部マップを回転、ズームさせるゲンドウ)

ゲンドウ「建設途中で凍結されたリニアレール新2号線の先進導坑に入れる。内部は未舗装で出水もあるが、不整地走行用のローバーなら問題ないだろう。これをたどれば、包囲網の外へ抜けることができる」

加持「……」

ゲンドウ「ジオフロントとの接合部に硬化ベークライトを仕込んである。通り抜けたら隔壁を落とし、注入して坑道を閉塞しろ」

加持「しかし、それでは――」

ゲンドウ「もし我々が負けたら、たとえ『計画』を阻止できても――世界が滅びずに済んだとしても、我々がしてきたことはゼーレによって闇に葬られるだろう。だから、君たちには、証言者になってもらいたい」

加持「……」

ゲンドウ「それが何年後か、何十年後かわからんが――君たちは生き延びて、時が来たら我々がしてきたことを世に知らしめて欲しい」

加持「司令――」

ゲンドウ「なんだね」

加持「なぜ……私なんです?」

ゲンドウ「他にやれそうな人物を知らんからな」

加持「買っていただいたのは感謝しますが……」

ゲンドウ「すまんな」

加持「よしてください――これまで好きにやらせてもらいましたから。最後くらい、精一杯お役に立たせてもらいますよ」

ゲンドウ「助かる。――早速ですまんが、行ってくれ。時間がない」

加持「はい。それでは――」

ゲンドウ「加持君」

加持「はい」




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