過去ログ - シンジ「帰ろう……僕たちの――」
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150:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/03(月) 21:54:29.30 ID:of4ETunW0
再開します >>140の続き

==== エレベーター内 ====

リツコ「――ちゃんと生きてから死になさい、か……ずいぶん突き放した物言いをする人がいるものね」

ミサト「……それ、多分あたしよ」

リツコ「えっ?」

ミサト「シンちゃんが乗らないってゴネたら言ってやろうと思ってた。まるっきりあれと同じことを」

リツコ「ミサト……」

(寂しげに笑うミサト)

ミサト「予知能力ってやつ? これも使徒の力なのかしらね?」

リツコ「……少し、違うかもね」

ミサト「なぜ?」

リツコ「結局、あなたがそれを言うことはなかった。だったら、シンジくんはなぜ、それを『予知』することができたのかしら?」

ミサト「あ……」

リツコ「それに……シンジくんは『言われた』って言ったわ。過去形でね」

ミサト「何が言いたいの?」

リツコ「わからない……本当に『言われた』のかもしれない」

ミサト「……」

リツコ「信じてあげたら?」

ミサト「えっ?」

リツコ「迷ってるんでしょ? シンジくんを、エヴァに乗せたことを」

ミサト「私は――」

リツコ「自分が使徒だって、気づいてなかったみたいね、シンジくん」

ミサト「!」ハッ

リツコ「でも彼は、今までもその力を使って……おそらく自分でも気づかずに、私たちを何度も救ってきたんだわ」

ミサト「……」

リツコ「信じてあげてもいいんじゃない? シンジくんが、私たちを信じてくれてるうちは」

ミサト「リツコ……」

リツコ「……」

ミサト「そう……そうよね」





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