過去ログ - シンジ「帰ろう……僕たちの――」
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37:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/02/11(火) 01:01:49.62 ID:zpevakZ+0
==== ケージ管制室 ====

ミサト「――プロトタイプを?」

リツコ「そう。ドグマに廃棄されてるテストパーツを選別して、何とか動けるエヴァを1、2体作れないかって」

ミサト「なんで?」

リツコ「3号機、4号機があれでしょ。パイロットは居るのに新しい機体は後続も当面期待できないから、手持ちの材料で、何とかその埋め合わせができないかって、司令が」

ミサト「……5号機以降の建造計画の前倒しは?」

リツコ「難しいみたいね。それに、5号機からは量産モデルになるらしいんだけど、各国支部との綱引きもあってなかなか面倒なのよ」

ミサト「だからって、廃棄部品の寄せ集めなんて、使えるの?」

リツコ「当然、スペックとしては零号機と同等かそれ以下ね。ただ、今のところ、どうしてもダメとまでは言えない。課題をひとつひとつ解決しながら進めてるところよ。パイロットも近々、追加されるみたいだし」

ミサト「また? ますます機体が間に合わないんじゃないの?」

リツコ「シンジくんが2回も使徒やエヴァに取り込まれて、機体はあるのに動かせない状況に陥ったから、上も焦ってるのかもね。戦自でも人型汎用兵器は開発してるみたいだし、JAの改良も続いてるみたいだし、その辺に対する優位性の維持もね」

ミサト「ふーん」

リツコ「今度の子はうちの上位組織が……ゼーレが直々に送り込んでくるそうよ」

ミサト「そうなの? 何か、きな臭くなってきたわね」

リツコ「選り好みできる状況ではないことだけは確かね」

ミサト「まあいいけど……はあ、あの年頃の子供たち、難しいのよねー」

リツコ「それも含めてパイロットの管理はあなたの仕事よ、作戦部長どの」

ミサト「へいへい……これ、いっこもーらいっ……と」

(デスクからケーキを一切れつまむミサト)

アムッ……モグモグ……

ミサト「……あら、美味しーい。これ、どこの?」

リツコ「レイが持ってきたのよ。自分で作ったんですって」

(紙皿の脇に「お疲れ様です」とレイの字のメモ書き)

ミサト「へー、すごいじゃない」

リツコ「クラスに料理が得意な子がいて、教えてもらったのがきっかけらしいわ。ああ、鈴原くんのところによく来てた、あの子よ」



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