過去ログ - シンジ「帰ろう……僕たちの――」
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45:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage saga]
2014/02/11(火) 01:23:13.15 ID:zpevakZ+0
==== レイの部屋 ====
(月明かりが射す室内)
レイ「……」スー… スー…
シンジ「……」
シンジ(こんな無邪気な顔して寝るんだな……)
(レイの前髪を少しかきあげてみるシンジ)
(薄く目をあけるレイ)
(シンジの顔を少し見て、顔を寄せ、また目を閉じる)
「碇くん」
シンジ「えっ?」
(驚いて振り返るシンジ 制服姿のレイが部屋に立っている)
別レイ「……」
シンジ「あ、あれ!? 綾波?」
(眠っているレイと立っているレイを見比べるシンジ)
別レイ「どうして、こういうこと、するの」
シンジ「ど……どうしてって……あの……」
シンジ(夢……夢でも見てるのかな……)
別レイ「そう……私は、あなたにとっては夢の中の存在だというのね」
シンジ「!」
別レイ「なぜ、逃げ出したの」
シンジ「に……逃げ出した?」
別レイ「そう。なぜ、逃げ出したの? あなた自身が望んだ世界から」
シンジ「僕が……望んだ?」
(周囲の光景が暗転 半壊した巨大なレイの顔、赤い浜辺)
シンジ「!」
別レイ「そう。碇くんが望んだ世界。そこから逃げ出して、自分だけ全てをやり直そうというの?」
シンジ「……」
別レイ「なぜ逃げ出して……何も知らない、この世界の『私』にかまうの? こんなことをして、『私』を救ったつもりでいるの?」
シンジ「そんな……」
別レイ「それは、許されないこと」
シンジ「違う……僕は……!」
(再び暗転する光景 レイの部屋)
シンジ「!」
(あわてて辺りを見回すシンジ)
レイ「……」スー… スー…
シンジ(いない……)
シンジ(夢……いや……)
シンジ(本当に……「あれ」は……あの世界は、夢だったのか!?)
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