過去ログ - ほむら「想いの欠片」
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112:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/12(水) 00:28:35.22 ID:rvZEoW38o

彼女の手は、届かなかった。
ぶつかりあった二つの想いは、この結果を与えたと、そういうこと。
巴マミの手元に、その欠片だけを残して。
私は掛けるべき言葉を探して、すぐにそれを見つける。
震えて、泣いている巴マミに歩み寄って。


「……ねえ、マミ」


「あの時の答え、まだ聞いてないわ」


そして、空いている左手を伸ばした。
私の右手の先に左手を繋いでそこに居るまどかも、頷きを返して、右手を伸ばした。
聞かせて下さい、と、そう言いながら。
そして私は、少し離れた所に居た彼女にも、声を送る。


「杏子」

「あたしには話が見えないんだけど」

「この寂しがり屋さんの傍に居て、支えてあげたいと思うかどうか、ってことよ」

「あー」




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