過去ログ - ほむら「想いの欠片」
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120:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/12(水) 00:38:45.55 ID:rvZEoW38o

少しずつ、思い出す。
そう、長い長い戦いの果てに、長い長い眠りに、私は就いていた。
この身が生んだ呪いに向き合う為に、この世界で目を閉じて。
かつて私の仲間たちが先に逝き、同じように受け止めて、新たな存在として生まれ変わって行ったように。
それはあの子も例外ではなかった。
違いとしては、そのまま円環の中核として、あるべきだったところに戻って行ったことくらい。

その時に、私はまたの再会を誓った。
あの子は、寂しそうに首を振った。
この世界で永遠を生きる自分と、此岸と彼岸を輪廻転生により行き来する私とは、もう一緒に居られないと。

でも、私はここにいた。
自分自身の輪郭は揺らがないし、絶望に飲み込まれるということもない。
呪いを受け止めたはずなのに、私はまだ、ここにいた。



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