18:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 22:51:13.29 ID:4W+e2BTSo
ただ、巴マミとの接点も、薄くなってしまっていた。
佐倉杏子ほど極端ではないけど、私たちに会うたびに、その横顔には陰りが浮かんで、隠し切れていなくて。
作り笑いを浮かべることが多くなって、口数も少なくなっていった。
いつしか、私たちの方から会いに行こうとしない限り、会わなくなっていた。
彼女なりの、柔らかな拒絶の形だった。
だから、会いに行くのは、怖い。
きっと、一筋縄ではいかないだろう。
だけど、諦めないって、決めたから。
「……もう、逃げない」
罪滅ぼしになんてならないことは、よくわかってる。
でも、自分がそうしたいと思ったことから、理由をつけて逃げるのは、もうやめだ。
そんな小さな呟きに、横に居るまどかが頷いてくれた。
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